2017年2月7日火曜日

胃の目

こんにちは。大場です。
最近は暖かいと思ったら寒くなったりしていますが、
気づけば梅の花も満開で、この間は可愛いメジロも見かけて目を細めています。

私は去年の年末に初めて嘔吐下痢になってしまいました。
晩御飯の鍋を食べたあと、少しづつ気持ち悪くなり、トイレで嘔吐したのです。

次の日はもっと気持ち悪く、熱も38度位出てしまいました。
そこで病院に連れて行ってもらい、「嘔吐下痢」と診断されたのです。

嘔吐下痢によって私の胃と腸は大打撃をうけました。
胃は弱り息も絶え絶え。腸にいたっては動いている気配がしません。

前はおいしそうに見ていた焼き肉や、ラーメンの映像など、見るだけで気持ち悪くなってしまう程です。

そこで私は「自分の胃が脂っぽい物を美味しく見れるようになるか。」を基準に胃の復活具合を見ていこうと思い、
「どんな物が食べたいの?」と、自分の胃の目を通して聞いてみました。

そしたら胃からの答えが返ってきて、

『私が消化できるのは、すりおろしたリンゴ、柔らか~く煮込んだうどん。温か~い白湯』

との答えが返ってきました。
どんなに胃がダメージを受けているかお分かりでしょうか。

仕事のお休みも頂いたので、私は体を休めて、胃に言われた通りの食事をゆっくり食べました。

3日目には体はかなり楽になりました。
でも、胃はまだ完璧に復活しておらず、腸は未だにウンともスンとも反応がありません。

お腹が空いてきても、まずは胃に「何が食べたい?」と聞きます。
すると『柔らかいうどん』とか返ってきますので、柔らかいうどんを食べます。

テレビを見て、ケーキやお肉が出てきたときに胃に「どう?おいしそう?」と聞くと、『キモチワルイ…』と返ってきます。

この時、私の胃が、一番食べたくないと思った食事のベスト3を発表します。
1位 ステーキや焼き肉のカルビ
2位 ラーメン、インスタント食品、ケーキ
3位 にぎり寿司
でした。

特にステーキは見るのも嫌なくらい、気持ち悪くなったので、実際消化に時間がかかるのかもしれません。

そんなこんなで、食べる物を決める時は、必ず「胃の目」を通した声を聴いていました。
すると、徐々に『味噌汁が食べたい』とか、『チーズ美味しそう』など食べられる物が増えてきました。

10日程で胃はほとんど元に戻りましたが、ステーキだけはもう少し経ってから、美味しそう!と言えるようになりました。

めでたく胃は回復したのですが、次に待ち受けるのは動く気配が消えていた腸の問題。
その後私は「便意の声」に耳を傾ける日々が待っているのでした。。。