2016年11月29日火曜日

体の声

こんにちは。
こはる鍼灸治療室の大場です。

今日は、体の声について書いていきたいと思います。

ある日、足をしたたか打って大きな痣ができました。毎日観察していると、紫色からだんだん黄色くなって、やがて痣はなくなりました。

またある日は、包丁で指を切ってしまいました。水や石鹼でしみましたが、やがて傷は治りました。

別の日では口内炎を発症。
私は治りにくいので、とことんまで大きくなります。辛い毎日を過ごしましたが、徐々に小さくなり、治りました。

このように、ケガして、いつの間にか治っているという当たり前な現象ですが、観察していると、「自分の体、なんていじましい!すごい!」と思うようになりました。

傷を治したり、ウイルスや細菌と戦う時に頑張ってくれている体。
動かそうとすると、その通りに動いてくれる体。

本当にありがたいものです。

腰が何となく痛い日々が続き、自分のストレッチだけで何とか過ごしていました。
ある日、腰骨のすぐ際にコリコリした塊ができ、どうしてもここを鍼でツンツンしてもらいたい!と思い、姉に鍼を頼みました。

鍼をしてもらうと、鍼独特の「響き」という感覚がズ~ンときます。
その気持ち良さといったら!

姉は「骨に刺しよるみたいに硬いけど、骨じゃないとね?」としきりに聞きますが、骨じゃなく、筋肉か、筋肉付着部が凝りまくった塊です。

その後のラッキーの散歩は、久々にスキップを踏むような体の軽さ。空も飛べそうでした。

日々体は頑張って私たちを守っています。
たまに体の声を聴き、状態をチェックし、いたわってあげると、体はちゃんと答えてくれます。

煙草を吸われる方が出す咳や痰は、体から不純物を出そうとする(健気な)体の働きです。

風邪をこじらせて出てしまう高熱も、体の抗体が活動しやすい状態にする為の体の働きです。

物を言わずに黙々と頑張ってくれている体を意識すると、自ずと体をいたわるようになると思います。

長年付き合っていく一番の相棒です。大事にしていきたいですね!