こんにちは。
今回は長文になりますが、大場が書かせていただきます。
夏の暑さも和らぎ、朝晩は肌寒く感じるほど涼しくなりましたね( ´艸`)
愛犬ラッキーは、やっと夏毛が完成し、スッキリ・スリムになりました。
散歩中に、
「ラッキーはいつも仕上がりが遅いねぇ。」と話しかけています。
昔、「ココロとカラダ、ニンゲンの全部。」
というキャッチフレーズを使ったCМがありました。
その時は、
「ふむ。言われてみればそうかも。人間って以外にシンプルね…。」
と、心に引っ掛かったのを覚えています。
そして鍼灸やマッサージに携わるようになり、心と体の繋がりを目の当たりにすることになりました。
心にストレスがかかり続けると、体には、
手足が冷たくなったり、胃が痛くなったり、冷や汗が出たり、便秘になったり、歯をくいしばったりと、様々な事が反応として出てきます。
逆に、首肩のコリがひどい時、体のどこかが痛い時、仕事が多忙で疲れが溜まっている時などは、気分が沈み、「もう人生、良い事なんてないんじゃないの。」「何だか分からないけどイライラする。」「先行き不安でしょうがない。」
など、気持ちも塞ぎがちになると思います。
このように、心は体に、体は心に影響し、繋がっています。
ここで、私が実際に行ってみて、大変楽になった出来事を紹介したいと思います。
ある時期、仕事が忙しくて、毎日ヘトヘトになっていました。
さらに家族の病気も重なってしまい、気も張り詰めていた日々が何年か続いていました。
その時は特に気にすることもなく、「ふ~、ちょっと疲れが溜まってるなぁ。」くらいに感じていました。が、
ある日、湯船に浸かっていて、ふと「私、頑張ってるなー。」と思ったので、
何気なく今度は声に出して、
「私、毎日頑張っているなー。」
と言ってみた所、思いがけず涙が出てきてビックリしてしまいました。
そして、「あ、私ってかなり疲れていたんだわ!」
と、初めて自覚したのです。
そこで、もっと自分を労(ねぎら)ってみようと、
今度は自分の頭を撫でながら、
「毎日仕事を頑張ってえらいね。そりゃ疲れるよね。本当よくやってるよ。」
と言ってみたら、またまた涙がボロボロと出てきたのです。
お風呂場で誰もいないのをいいことに、「本当、良くやってる。頑張ってる。」と言いながら号泣し、自分の頭を撫で続ける女が一人…。
かなり切羽詰まった状況です。
でも、それぐらいいっぱいいっぱいで過ごしていたのでしょう。
その後、お風呂から上がった私は、お腹のあたりがホワンと緩んで、とても楽になっていました。
自分の心が何を感じ、どう叫んでいたのか、この時しっかりと受け止める事ができました。
患者さんに触れると、ほとんどの方の体はカチコチして張っています。
カチコチが緩んでくると、自然と表情や声が明るくなります。
私がそうであったように、
皆さんも自分が思っている以上に、日々頑張っています。
それは体に現れています。
心の声は是非、声に出して吐き出して、
体の不調は誰かの手でほぐしてもらって、心と体をダブルでケアしましょう。
毎日頑張っている人が、朗らかに、楽しく暮らせる事を願っている今日この頃です。